2006年4月
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(例:200111.html#28→01年11月28日)


04月30日(日)

 やあみんな。以前何度かネタにした、Vジャンプ誌上で連載されている『犬マユゲでいこう!』という漫画だが、今号では担当に「好きにやれ」といわれた作者が暴走して『シムシティー』をネタにして漫画を描いていたぞ。

 ちなみに『シムシティー』といってもシリーズ作品が多数出ているが、2000とかなんとかそういうのではない。無印だ。SFC版だ
 突然だがここで作中でのセリフをちと引用。

>「この2006年にSFCのゲームなんてネタにしても、読者はついてこれんぞ」
>「ついてこれなくて……、よし!!

 ……漫画自体が手元にないので正確には違うかも知れんが概ねこんなだ。というかこの漫画の作者は明らかに読者大多数の好みに当て嵌まらないであろう『ウィザードリィ』話を始めたり、唐突にFC版『ゼルダ』の攻略を始めたり(確かロム版が出た頃だと記憶している)、作中には数話に一度読者からのハガキに答える回があるのだが毎回毎回ほぼ確実にPSの『MOON』の質問がきていたりして、どう考えてもVジャンプなどという雑誌に(いい意味で)相応しくない漫画であり非常に楽しいので、ネジが一本外れたゲーマーの人や、ネジが二本外れたゲーオタの人や、ネジが外れすぎてもうゲームを取ったら何も残らなくなってしまった俺みたいな人は立ち読みでいいので一読を推奨する。

 確かかなり昔にはMDの『コミックスゾーン』も作中で語ってたんだよなあ。その回のセリフを、記憶を頼りに以下引用。間違ってたらすまん。

>「漫画家がこんなに派手に動けるわけないだろ! 一日に200歩歩かないヤツだって珍しくないんだぞ!」
>「う……、そ、それは……」
>「大体このゲーム、漫画家自身が自分の漫画の中に入って暴れるって設定なんだろ? きっとこのゲームのオチはこうだぜ、漫画の中で悪役を倒して元の世界に戻ってこれたはいいが、自分が暴れたせいで漫画はメチャクチャ、それを修正しているうちに締め切りをすぎて漫画が落ちr」(バキャァ←殴られる)
>「不吉なこと言うなこの野郎!!

 あまりに印象的な遣り取りだったんだよ……どっか妙に黒いんだよこの漫画……。というわけで普段Vジャンプなんて目にも留めない方々も、この漫画だけは立ち読みすると良いでしょう。タイトルは『犬マユゲでいこう!』な。

 あと『コミックスゾーン』は『ソニック メガコレクション』に収録されているので遊びたい人は探してみよう、面白いぞ。

 追記。2ちゃんにスレがあったのでリンク張っとく。そしてスレ内で笑った部分にも同じくリンクを張る


04月28日(金)

 ここ最近は更新もなく、「テメエどうせ『大神』にドハマリしてわんこ最高だよ動物餌付け最高だよ特に鶏のえさをついばむときの動きなんてもう最高だよきっと製作スタッフはもう勘弁してください動物いやです特に犬なんてもう見たくもないですなんて言いながらゲーム作ってたんだろうなあアハハああ面白いなあ、とか思ってんだろ!」とか思われていそうですが、概ねその通りでございます。

 まあ『大神』の感想はクリアまでとっておくことにする、現在……恐らくゲーム中盤くらい。

 あと細々とニュースネタ。
ニンテンドーDS版NetHack
推理ゲーム愛好会

 どうも雑な更新ですまん、恐らくは5月中旬か下旬くらいまでこんなノリだと思うが許せ。


04月25日(火)

 映画『トム・ヤム・クン』感想。『マッハ!!!!!!!』との比較が多くなってしまうが許せ。あとネタバレもすると思うが許せ。

 先日は「『マッハ!』は越えてない」と書いたが、その大きな理由がストーリー重視になったこと。とにかくこれがガンだと言わざるを得ない。
 単純にアクションの比率が下がったというのもあるが、それより何より言いたいのは、いちいちストーリーを描こうとするせいでアクションがブツ切りになったのが一番観ていて無念だった。

 『マッハ!』は、主人公であるティンがとんでもないアクションを見せて、俺らがそれに唖然としているうちに続けざまにもっとすごいアクションを見せ、どんどんとこちらのボルテージを上げていき、締めに入ったところで話が進むという流れだった。これが一番わかりやすいのが、序盤のタイの路地での逃走劇→地下闘技場の流れ。あの派手な逃走劇でこちらのテンションを上げまくり、最高潮に達するあたりで上手くシーンを切り替えて一度落ち着かせ、闘技場のシーンへ。この闘技場でのバトルも、連戦というかたちを取ることでボルテージを上げてくれた。路地の逃走劇と闘技場でのバトルとで、見せるアクションの中身が違うあたりも上手かった。

 これが『トム・ヤム・クン』だと、主人公のカームのアクション自体は派手なんだが、ひとつアクションを見せたところでシーンが切り替わって話が進んでしまうため、観ていて「お! 来たぞ来たぞ!」と思った直後にストーリー描写のほうが出てきてしまい、肩透かしを食らったような気分になってどーにも盛り上がれないのだ。無論長丁場のアクションもないではないし、事実、工場内でのバトルは良かったんだが……。

 ストーリー自体もツッコミどころが少なくない。『マッハ!』の時点でもそうだったのに、『トム・ヤム・クン』はストーリーを重視しちゃったせいでそれが目立っているあたりがどうにも皮肉だ。
 ストーリーというよりはキャラ描写の話なんだが……『マッハ!』のティンも『トム・ヤム・クン』のカームも、それぞれ求めるものに対する執着は大差ないと思うんだが、描かれる状況のせいでどーにも感情移入できないってのもある。ティンのほうは、仏像の首(の情報)を求めて地下闘技場や人気のないガソリンスタンドで大暴れしていた(しかも戦う理由は、ハムレイのせいで事件に巻き込まれたり人質を取られたりするといったものがほとんど)のに対し、カームは公共の場にズカズカと乗り込んでいっては「象はどこだ!」とか叫んで大暴れするものだから、ティンは『片田舎出身の朴訥とした好青年』に見えたのに、カームのほうは『空気読めてないおのぼりさん』にしか見えなくて参った。
 正直、映画後半はカームを『山奥から出てきた暴れん坊』くらいにしか見ることができなくて辛かったのですよ。俺は。

 アクションの話もしよう。アクション自体はいい。ただ終盤、49人連続バトルはちとダレる。このシーン、カームは関節技をバンバン極めまくるのだが、流石に49人は長すぎて……。あと最後の最後、大男との勝負は……なんというか、『らしくないなあ』。上手く言えないのだが、「えー、そんな勝ち方なのー?」という気分になってしまった。
 またしても比較になって申し訳ないが、『マッハ!』だとここらは良かったんだ、最後に控えるは最強のムエタイ使い、それに対してティンは力と技を出し切って戦っていたから(互いにガードを捨てて打ち合うシーンとか大好き)。ああいう、いい意味での正面突破みたいな勝ち方をやって欲しかったんだよなあ……微妙に飛び道具的な勝ち方じゃなくて。

 とまあ、全体的にかなり辛口の感想になったが、これは俺が『マッハ!』を好きすぎるが故という可能性も高い。一緒に観に行ったメンツは概ね満足していたようだったし。
 何よりアクション自体は相変わらず派手だわ痛そうだわでたまらんし、それに映画後半に出てくる炎上する寺院の中でのバトルは非常に燃えた、特にカポエィラ使いの黒人とのバトルはいっそこれをラストバトルにして練り込んでくれたらよかったのにとすら思った。
 個人的にはお勧めとはかなり言いづらいのだが(どうしても『マッハ!』を観ろと言いたくなる)、アクション映画が観たいのならば押さえておく価値はあるのではないかと。

 そして本日の買い物。
 神林長平『七胴落とし』、桜井政博『桜井政博のゲームについて思うこと 2』、鎌池和馬『とある魔術の禁書目録』、犬星『愛の魔法をおしえて!』。
 ゲームばかりか本も積んでるものが増えてきました、ギャース。

 そしてそれらをほったらかしにして『大神』に戻ります。


04月23日(日)

 行きつけのゲーセンに、


『スターブレード』が入ったよ。


ブラスト筐体に豪快に取り付けられたアナログレバーの男らしさがゲーマー魂をくすぐる。


コンパネ部拡大。どう見てもマイクロソフトのPC用レバー(正式名称は知らぬ)を流用するその技術には男気が漂う。

 ……というわけで。行きつけのゲーセンのブラスト筐体に『スターブレード』が超絶大入荷だこんちくしょう。導入にあたっては元バイト店員の、悪友”森のループレバー屋さん”白楽が大活躍したことも書いておこう。ちなみに軽く遊んだが昔遊んだときとほとんど同じ場所(スターデストロイヤーみたいな戦艦が出てくるあたり)までしか行けなかったぞ。

 あとアナログレバーはハードオフのジャンクで500円で投げ売りされていたものを「いずれ何かの役に立とうて」と白楽が事前に購入していたもの。あの男はこういうことには目が利くんだ……、というわけで『スターブレード』は新潟県長岡市スターフィールドにて爆裂稼動中なので遊びたい人はゴー。

 映画『トム・ヤム・クン』(音出ます)も公開初日に観てきたが、感想は明日にでも。ただ結果から言うと、『マッハ!!!!!!!』は越えてない。しかし一緒に観に行った連中は楽しんでいたようだったので、これは俺が『マッハ!!!!!!!』が好きで好きでしょうがねえために観る目が厳しくなっているのかも知れず。うーん。

 でもって『God of War II』公式サイトオープン(無職風日記より)。ああ楽しみだ。


04月21日(金)

 『大神』のことで何か書くべきだとは思うのだが、俺自身書きたいことはあるのだが、なんというかこのゲーム、遊んでいて湧き立つ感情を言葉にして外に出すのが勿体無い。もう語ることすら惜しいくらい、様々な感情が自分の中に湧いてくるのだ。
 よくわからん文章だが、つまりは「何も言わん、いいから遊べ」と。

 ああでも一応書いておこう、先日の日記で「OPは観たほうがいいよ、別にゲーム進行の手助けになるわけじゃないけど」と書いたが、俺はOP観て泣いたというのがその理由。ストーリー自体は普通によくある昔話なんだが、それでも何故か泣けたのだ。演出が上手いとか、語り(文章というか、セリフ回しというか)が上手いというのは間違いなくあるんだが、それ以上に日本人として琴線に触れる何かがあるのだ。そしてそれはゲーム全体に通ずるところでもある。

 これ以上はゲームクリアしてから語ることにする。強いて言うなら、迷っている連中は全員買ったほうがいい、とだけ。


04月19日(水)

 『大神』フラゲー。ええと、2時間半ほど遊んで思うことは、『まんが日本むかしばなし』+『新鬼ヶ島』+『ゼルダの伝説』てな具合。あとカプコンゲーを知る人には楽しいパロディネタがあったりした。
 それと、ゲームを始めると最初にストーリーの語りが始まって、それが終わるとタイトルになるのだが、最初は素直にストーリーを観ることをお勧めしとく。別にゲーム進める上で役立つわけではないんだけど。

 あと昨日書いた『スターブレード』の件だが、あれは行きつけのゲーセンの店長が『スターブレード』を筐体含め一揃え発見したはいいが、配線がわからず動かせない状態だったためあのような告知をしたというのが真相。しかし今日になってマニュアルが発掘されたとのことで、配線に関しては問題解決と相成りました。上手くことが運べば、ゴールデンウィークまでには行きつけの店に導入される予定、らしい。

 『スターブレード』は俺自身昔遊んで色々と衝撃を受けたゲームなので楽しみだ。今は色々と楽しいゲームが多くて幸せだ。


04月18日(火)

 緊急告知ー。アーケードゲーム『スターブレード』の配線、または配線図に関する情報を持ってる方がおられましたら是非とも掲示板、またはメールで連絡を願います。
 詳細はまた後ほど。


04月17日(月)

 『さくらテスタメント』というだな、悪魔っ娘えろまんががあってだな。それがまあ詳細は省くが非常に俺のツボを突きまくった漫画でだな。もう作者の人は俺の生き別れの双子か、はたまた元々は一人の人間だったのに二人に転生しちゃったのか、もしくはドッペルゲンガーなのかと疑うほ

 長くなりそうなので本題。

 とにかくだ、その漫画があんまりよかったので、作者の人のサイトを探したのよ、犬星って人だったのだけれど。で、あっさりと見つかったのだが(18禁なんで注意)、管理人さんのプロファイル見てたら、好きなゲームのとこに『三国戦紀』の名前があってな、もうえらく驚いたのだよ!
 ネタかも知れぬとも思ったが(IGS語を楽しんでいるだけという可能性がある)、他の好きなゲームが『D&D』とか『ウォーザード』であるあたりからして、その可能性は低い気がするし……。まさかこんな形で戦紀大好きさんに出会おうとは。『武将争覇』で裏ホウトウ(鳳雛)使って真呂布倒すくらいの腕前だったらどうしよう。抱いてくれ(やめれ)。

 おかげでうっかり火がついて、IGSに「『三国戦紀2』の公式サイトは消えちゃったみたいですが復活させてよ」とメールしちまったよ。あれはIGS語満載で素晴らしい攻略サイトだったのよ……、正直そこらの攻略サイトなんて目じゃないくらいに内容もしっかりしてたし。まあ公式なんだから当然っちゃ当然なんだけど。

 復活するといいなあ、公式。

 あとゲーセンで『ソウルキャリバーIII』を遊んでいたらいてもたってもいられなくなって悪友白楽からPS2版『ソウルキャリバーIII』を借りました。データ破損バグ対策としてメモリージャグラー(カードのデータをPCに移動したりできるデバイス)も借りた。『大神』の発売も近いというのに(←購入確定らしい)何やってんだ俺ー! そして積みゲー崩したい気分も強まってきており、具体的には『ファントムダスト』再開しようやという気分が強まっているので、要するにしばらく日記の更新が止まるかも。


04月16日(日)

 NGM+その他の欲望にて、ゲーム文庫の話があった。要するに、ゲームと攻略本をいっしょに(それぞれ、昔出ていたものを再利用している)して本屋で流通させるというそのやり方が上手いということ、そしてデータ集や攻略本を手元においてちまちま遊んだほうが楽しいゲームというのが世の中にはあるということがその主題。

 よくわかる。ABAの日誌の05年2月14日の言葉を引用させてもらうと、『幅のやりこみ』と『深さのやりこみ』のうち、『幅のやりこみ』の要素が強いゲームは特にそうだ。攻略本を手元においてじっくり遊ぶことで、普通に進めているだけだと気付かない、寄り道の楽しさを堪能でき、また他にもそのゲーム内の情報を色々と得ることで、ストーリー進行やキャラ育成などで、次はどうしようかと考える楽しみも生まれたりする。そしてこれらは、知らないとそれで終わる……とまではいかずとも、その傾向が強い部分だからだ。

 さてここで今日の出来事になるのだが、ブックオフなんぞ行ってみたら『ファントムブレイブ』のコンプリートガイドを見つけてな。折角なので買ってみようか、でもってじっくりと『ファントムブレイブ』に取り組んでみようか、などと考えたのだ。

 何しろ『ファントムブレイブ』は、2年以上も前に買ったのにちっとも進んでおらず、それどころか封も切っておらず、とどめに店で買ったときにソフトを入れてもらった袋の口を閉じてあるテープもはがしておらず、つまりは全く遊んでないどころかそれ以前のところにいるからである、ワーオ(ワーオじゃねえ)。なんで俺このゲーム買ったんだ

 ちなみに『ファントムブレイブ』の攻略本は、前述のコンプリートガイドのほかに、基礎的なことがらをまとめたマスターガイドというのもあってな。俺はこっちは持ってるんだが、これまた全然読んでなくてなあハッハッハ(ハッハッハでもねえ)。なんで俺この本買ったんだ

 というわけで、気が向いたら攻略本を買ってみようかなあ、と。
 まーでも最近の俺は、幅のやりこみ要素が強すぎるゲームが本気で面倒になってきているんで、余程何か気持ちが切り替わらない限りは取り組まないだろーなーと思いますが。

 廃刊ダメゲーマーで紹介されていた『ネコソギトルネード』をDLしてきた。ゲーム自体はあちこちで言われているように素直に面白かったんだが、それよりもDSソフトのDLサービス自体のほうにむしろ感心した。話には聞いていたが、実際に体験してみると「これはすごいな」と。やってくれるぜ任天堂。
 それはそれとして、そのDLサービスはトイザらスでやってきたのだが、店内にて

イカ足を串刺しした駄菓子である足串が安かったので、うっかり5セット買ってきた。これでしばらくは酒の肴に困らずに済む。

 あと本日の買い物。電撃PSと、ローカスの『ウィザードリィ リルガミンサーガ』公式ガイドブック。ローカスの攻略本は『ニューエイジオブリルガミン』のやつがすげえデキ良かったんだが、こっちはそれに比べるとイマイチなデキで残念。むう。


04月15日(土)

 世間的にはかなり遅い話題だと思うのだが、最近知って面白かったもの紹介ー。

ユージンのフィギュアページのトップに森野あるじ氏のFlashが (→森野あるじ氏のサイトMoRinono

 『つきのはしずく』『YUKINO』の作者といえばわかる人も多かろう、森野あるじ氏の作品がトップを飾っております。これがまたえらく可愛くてよかったので紹介。ちうか俺はこういうメルヘンメルヘンした話が好きなのだよ! あと女の子が植木鉢と桜パパを見比べるシーンが可愛くてしゃーない。
 ところでユージンはこの姉妹と空飛ぶ猫のフィギュアを早く出すべきだとここで声高に宣言しておこう、いやむしろ森野あるじ氏の作品のキャラをガチャガチャとかで出してくれたらコンプするまでやる。つきのはとか魔女の妹のメンツとか欲しいぞ。
 あとYUKINOのフィギュアが欲しくなってしまって困った。くそう。

『テニスの王子様』手塚ゾーン動画

 手塚ゾーン、という言葉自体は知っていたんだがその意味までは知らず、「手塚治虫氏の漫画の何かかな」くらいに思っていた俺だが。この動画の前にはもう言葉はいらない。
 ところで俺は『テニスの王子様』を全く読んだことがなかったのだが、今はもう読みたくて仕方がないです。全編こんななのか。気になる。

 あと他にも『ブリーチDS』が楽しい話とか、ORANGE JUICEにて公開されたスグリED後日談第3話(ラスト)のこととかつらつらと書こうと思ったのだが、眠いので今日はこれにて。


04月13日(木)

 『大玉』だが、なんやかんやで耐え切った。結局買わなかった。

 いや実は店には行ったのよ、そしてソフトを手にとって「ああもう! わかったよ買えばいいんだろちくしょう!!」とか思って、パッケージ裏見てみたら「『シーマン』の作者が送る……」とかそんな感じのことが書いてあって我に返ったのよ。だってねえ……。シーマンでしょ……俺やったことねえけどさあ、流石にちょっと躊躇いが生じるわい。

 まあ、その、アレだ。評判待ちに徹するのも悪くはあるまい。ただでさえ積みゲーも多いし最近では封を切ってないゲームまで増えてきているというのに、ここで勢い余って買う必要もなかろう。

 とか言ってDSの『えいご漬け』買ったりしてんですが。微妙に負けてます俺。

 あまつさえ来週は『ヤンガス』と『大神』も出るしー。『大神』はどうにも危険だ、昨日の日記にも書いたが、あの走る姿が目に焼き付いて離れぬ。
 『ヤンガス』のほうも危険ではあるが、こちらはたった一言、「ナイトメアオブドルアーガ」と魔法の言葉を唱えれば、たちどころに切ない気持ちになってそのまま店を後にすること間違い無し。そしてゲーセンに向かい『ドルアーガオンライン』を遊ぶのです。

 これまた微妙に負けてます。


04月12日(水)

 酒の勢いでmixi日記コピペ。

 危険極まりないことに、またしても『大神』の店頭プロモムービー(大神映像集→店頭プロモ、と飛ぶがよい)を観ていたのだが。

 あーこれヤバい絶対ヤバい(いい意味のヤバい)。水墨画っぽい絵面とかもそうだがそれよりなによりアマテラスの動きがもうヤバい、走ったり跳んだりがそれだけで楽しそうだ。

 良質のアクションゲームってのは細かい、普通の動作だけで楽しませるものがある。それが何によるものなのかというのは俺自身よく理解できてないし語らないことにするが、例えば手持ち無沙汰なときにやたらとジャンプしたり、通常移動の際にムダに特殊移動(前転とか、使いどころを考えねばならないタイプの移動)しまくったり(そしてガケから落ちたりする)、どう考えても普通に歩いたほうが速いシーンでもダッシュしたりしたくなるものがある。

 他愛ない動作ひとつとっても、それだけで妙に心地よいものがあるのだ。「なんかわかんないけど楽しい」と感じさせるものがあるのだ。個人的に例をあげるならば、SFC『ゼルダの伝説』のダッシュが該当する。場所の広い狭いを問わず走り回り、何かに体当たりしまくるのが楽しくてしょうがなかった。

 話を戻す。
 『大神』、このゲームにはその他愛ない動作ひとつがいちいち楽しそうに見えるものが多々ある。アマテラスの走る動作にしても、岩肌を飛び跳ね高みに登る様も、特殊な動作というわけでないだろうに多用するであろうことが容易に想像できる。『時のオカリナ』や『風のタクト』でやたらに前転を多用しまくった奴等ならわかるだろう、あの感覚がムービーから滲み出てる。

 このゲームのウリとなる部分は、筆しらべに代表されるシステムや、水墨画風の映像、そして純和風ファンタジーの世界設定などがあるのだろうし、それは間違いなくウリだ。事実俺だってあの純和風世界には心揺れるものがある。だがそれだけではなく、アクションゲームとしてあまりに古典的な、しかし最も重要で基礎的な、動かして楽しい感覚が全編に漂う様が見える。

 『ゼルダ』はこのあたり本当にレベルが高かった。全く手を抜いていなかった、他愛ないアクションひとつひとつがやたらと楽しく、そしてそれに対するリアクションがあった(←これ重要)。野原の草を刈りまくればルピーやハートが出るし、『風のタクト』では雑草刈りを頼まれるシーンすらあった。そしてそれは、本来ならば単なるお使いイベントで終わるであろうものを楽しくすらしていた。すべては基本的な動作の楽しさゆえに。

 『大神』にはそれに通づるものがある。アマテラスが走る様が、アマテラスが跳ねる様が、アマテラスが敵を倒す様が、それを感じさせるのだ。『ただ動かして気持ちいい』あの感覚があるのだ。

 ……とか色々と、大層に語ってはみたが、まあ、所詮公式サイトのムービーを観ての感想ではあるし、何より俺の感覚でもある。いざ発売されてみたら全然ダメかも知れないし2ちゃんのスレは嘆きと怒りとアンチとの声に埋め尽くされるのかも知れないし1ヶ月でワゴン2980円直行なのかも知れないし「今のカプコンはやっぱりダメだ」という意見が強くなるだけなのかも知れないしそもそも俺今のカプコンは全く信用できない救い難いほどにやる気のないメーカーだと思ってるし(以下10万文字削除)。

 しかしそれでも期待したい。このゲームが、ただ動かして楽しく、寄り道が楽しく、そしてゲームを進めることがさらに楽しいものであることに。押し付けがましいやりこみ要素などでなしに、プレイヤーが延々と接していたい世界を見せてくれることに。

 ……さて、どうするよ俺。衝動買いレッツゴーなのか俺。


04月11日(火)

 本日初めて『斑鳩』で1ボス前に300万オーバーできたー。正確には303万だか302万だかで、クリア時のチェイン数を見たら119。今までは最高チェイン数が116だったので3ほど伸びたことになる。さんざやってたのに今更かよ、とか言われそうだが、嬉しいものは嬉しいんだ文句あっかこの野郎。
 しかしそろそろ、独力だけ(昔やってた頃の記憶はアリ)でやるにはちと辛い段階に突入してきた……攻略を頼るべき段階なのだろうか。攻略をやってた頃のアルカディアは持ってるし、DVDもあるし、ネットを探せば動画だっていくらでもあるが、本当に煮詰まるまではあんま人様の攻略に頼りたくないんだよなあ……どうしたものか。

 他にも『ドルアーガオンライン』でアイテムが溜まってきたので本日倉庫カードを作成したとか『ソウルキャリバーIII』は世間的には色々言われてるようだが俺は楽しいとか、ゲーセンで遊ぶゲームがいちいち面白くて困る、家ゲを遊ぶ時間が全然取れない。
 『大玉』は発売日に買う予定だったが、敢えて先送りにする選択を取るべきかも知れぬ。

 あと『ヤンガスと不思議のダンジョン』と『大神』(音出ます)も当然のように先送りの方向で。先送りの方向で。……先送りの方向で!!

 ところで公式サイトへリンクを張るためアドレスを確認していたらついうっかりプロモムービー観てしまってやっぱり全部欲しくなったりなんてしてない! コントローラーにマイクをつけて戦国武将になったりとか大玉に巻き込まれる味方とかドラゴンに乗って戦うヤンガスとかキメラの足に掴まって移動するヤンガスに心揺れたりなんてしてない! 中でも『大神』のアマテラス(主人公の白い犬ね)の動きに軽く感動したりとかましてや筆しらべで荒野に川が流れ緑溢れる野原になったりするあたり(映像集の店頭プロモ映像の最後のほう)であぁーやっぱり俺はこれ衝動買いするんだろうなあとかそんなこと考えてないこれっぽっちも考えてない!!


04月10日(月)

 行きつけのゲーセンに、


『リーサルエンフォーサーズ』が入ったよ。


筐体は店長特製コンパネ使用。さながらアトミスウェイブの如き異様な様がゲーマー魂をくすぐる。


コンパネ部拡大。右の大きなボタンがスタートボタン。普通のボタンで流用しないあたりは男気が漂う。


注意書きもきちんとある。こまやかな心配りがにくい。

 ……まあそういうわけでだ。行きつけのゲーセンに強引なかたちで『リーサルエンフォーサーズ』が大入荷だこの野郎。注意書きの通りに椅子の後ろあたりから狙おうとすると、背後にある『バーチャロン(初代)』の椅子に当たりそうになるところがこの店の魅力だ。魅力なのか。

 ともあれ、店長がヤケになって作製した奇天烈コンパネによるプレイはなんだか奇妙な気分になれること請け合いなので皆も行ってプレイしような。新潟県長岡市スターフィールド。今なら『ゴールデンアックス・ザ・デュエル』も入ってるぞ、デスアダー様の超技デスバーンはガード硬直中の相手を投げることができます。


04月09日(日)

 人様のとこで酒呑んだりしてました。で、それなりに書きたいネタができたんだが今は頭が回らないので箇条書きでメモ。

・『(もしくはVenus say…)』と『ふたつのスピカ』
・『SF設定の青春もの話』と『セカイ系』の決定的な差
・花見沢Q太郎氏の漫画の話
・DS Lite買ったよ話

 最近日記がやたらと雑ですまん。少し落ち着いて文章書かないといかんなあ……。


04月05日(水)

 『棺担ぎのクロ。(以下『クロ』)』を題材に4コマ漫画の話でもしよう。

 恐らくは『あずまんが大王』以降だと思うが、漫画雑誌における4コマ漫画の掲載率というのはそれこそバカみたいに増えた。4コマ漫画専門の雑誌も少なくない。そしてこの手の4コマ漫画のほとんどは、4コマ目でオチてない。

 そのせいか、俺は近年の4コマ漫画のほとんどに対し、読んでて手応えがないというか、空気みたいな印象ばかり抱いていたのだが、これは普通のストーリー漫画を無理矢理4コマの形式にあてはめているからだと『クロ』を読んでて気付いた。
 俺は近年の4コマ漫画の9割ほどに対して『面白くねえ』と感じていたのだが、その理由はこれなのかも知れない。俺は普通に起承転結のある4コマを期待していた、という。実際に目の前にあるのはストーリー漫画なのに。

 しかし、そのことを含めて考え直してみても、今ある4コマ漫画の中で、冷静に読んでみて面白いといえるものはほとんどないよなーとも思う。結局『あずまんが大王』は偉大だったということか。『あずまんが大王』も空気みたいなところは多い漫画ではあるが、その空気自体が面白いんだよなあ。他の漫画だと「ふーん」で終わるコマでも、『あずまんが大王』だと笑えるコマになっているという。『間』の取り方が絶妙に上手いが故だろうか。

 ちなみに、そんなことを考えるに至った『クロ』は面白いのかどうかというと……今のところ悪くないと思う。少なくとも、毒にも薬にもならんような、「普通」の一言で感想が終わるような4コマとは違う。好みで言うなら好きな漫画。
 『クロ』は話自体が面白いんだ……どうせなら4コマではなく、普通の漫画として読みたいのだが。

 あと『ピンクスゥイーツ 〜鋳薔薇それから〜』の話もしよう。
 昨日も書いたが本当に絵とか敵デザインとか曲とかキャラのボイスとかは『ツインビーヤッホー!』を連想させる。しかし実際に遊んでいて連想するのは『イメージファイト』だったりする。

 理由は二つある。一つ目はシステムにスピードチェンジがあること、そして二つ目は、知らないと死ぬという憶えゲーの傾向が強いこと。
 2面の中ボス・ボスが特にそうで、シールドで防げる攻撃・防げない攻撃を理解し、敵弾を防ぐ状況なのか攻撃すべき状況なのかを考えないとあっさり殺されること請け合い。そもそも、2面は道中の時点で1面と比べ敵の攻撃が激しく、基本システムを理解した戦い方――具体的にはオプションボタン押しっぱなしで、自機はシールドを展開しつつ、オプションからのショットで攻撃する――をしないと全然進めなくなるあたりとか、そのへんがどうにも『イメージファイト』なのだ。

 個人的には嫌いじゃないが、見た目のイメージからは明らかにかけ離れた内容なのがどーも気になるんだよなあ。『ツインビー』だと思って遊んでみたら『イメージファイト』ってそりゃねえだろうよケイブさんよ。
 なんというか、(頭の)おかしな方向に『萌え』を追求している今のケイブを象徴するようなゲームだと思った。つまんないとは思わないけど。むしろ結構面白いかも知れねえと思っているけど。

 あと、『鋳薔薇』に比べて敵弾が見やすくなっているのは好印象だけど、シールドで防げる攻撃と防げない攻撃の区別がつけにくいのはかなりマイナス。よく見ればわかるけど、よく見ないとわからないってのは問題だ。慣れでカバーできる範囲ではあるけれど、それでもゲームの核を成す部分のひとつなんだからもうちょい上手くやれよ……。

 でもって当然のように『ドルアーガオンライン』も遊んできた。パーティプレイでいくつかクエストこなしたりしたんだが、……これは、おもしろいかも、しれない。


04月04日(火)

 『ドルアーガオンライン』が行動範囲内のゲーセンに入ったそうなので遊んできた。
 遊ぶ前はクリックゲー(プレイヤーの技量が反映される要素が全くなく、ただ敵をクリックして攻撃しつづけるだけしかやることのないゲームの意。ネトゲの多くが該当)なんじゃねえかと不安を抱いてプレイ開始。操作説明で「タッチパネルで敵に触れることにより、キャラが自動的に攻撃します」とか説明が入って不安が増す。そして本編を遊んだわけだが……まだ現時点では何とも言えんなあ。

 クリックするだけで敵を攻撃することは間違いないんだが、自キャラではなく敵の行動パターンを増やすことで、アクション性を増やそうとしているような印象があったのだ。
 敵は基本的に『ドルアーガの塔』準拠で、スライムやらナイトやらが出てくるんだが、近づいてきて殴るくらいしか行動パターンがないグリーンスライムやブルーナイトに対して、ブラックナイトはこちらに狙いをつけて突進攻撃→突進が終わるとしばらく停止、という動きを繰り返したりする。敵によって様々な行動パターンが存在し、プレイヤーは自キャラの能力を把握した上でそれらにどう対処していくかを考える必要があるような印象を受けたのだ。

 ここらはちょうど、自キャラのアクションは少ないけどそれを上手く組み合わせて戦っていく古典的アクションゲームが近いかも知れない。ナムコのゲームでいうなら『スプラッターハウス』みたいな。

 まー、今は序盤も序盤なので、この先どうなるかは全然わからんのだけれど。複数の要素が絡み合う中で瞬時に最善の手を模索し的確な操作でそれを実行するタイプのアクションゲームになるのかも知れないし、要素もへったくれもなく敵をクリックして殴り続けるだけの不毛なクリックゲーに終始するかもしれないし。
 ただ期待はしてるので遊び続ける予定ではある。キャラはワルキューレで始めました、性格が『ナムコ×カプコン』の優等生キャラなのかしらん(アレ個人的にあんま好きじゃない)、と思っていたら『ヴァルキリープロファイル』のレナスさんのような凛々しい感じでちょっとステキ、勘違いでカイにケンカふっかける様に萌え。萌えるな。

 あとロケテで入っていたらしい『ピンクスゥイーツ 〜鋳薔薇それから〜』も遊んだのだがこれは後日。とりあえず『鋳薔薇』よりは楽しめそうだと思った。あとキャラデザとかボイスとか曲とかがまるで『ツインビーヤッホー!』みたいで色々と遠い気分になった。あと2面から思いっきり殺しに来るのが見え見えなのは好みが分かれそうだなあと思った。

 更に昨日のうちに『ソウルキャリバーIII アーケードエディション』も行きつけのゲーセンに入っていたので軽く遊んだ。前作はあんま遊ばなかった(1作目はそれなりに遊んでいたんだが)ので違いとかはようわからんかったが悪くはない感じ。『斑鳩』の合間にでもちまちまと遊んでいこう。

 ゲーセンで遊ぶゲームが増えてきていい感じですわい。幸せ。


04月03日(月)

 ところでだな。俺は神保町はとにかく古本屋とカレー屋が多い町、と聞いていたのでな、てっきりずらっと並んだ建物の全ては1階部分が古本屋で、2階部分がカレー屋になっているという、まるで俺の夢を実現させたかのような町だと信じていたんだが、流石にそんなことはなかった。ただカレー屋はともかくとして、古本屋はずらっと並んでた。通り一面全部古本屋というすごい町並。

 ただ、やや問題なのが扱っている本でなあ。ほとんどの店で扱っているのが、資料書とか歴史書とかそっち系ばっかりでなあ。中には既に歴史的価値の高い、普通に読むには抵抗あるようなレベルの本とかも多くて、普通の文庫本とかはないではないもののえらく数が少なくて参った。徳間デュアル文庫の『クラゲの海に浮かぶ舟』とか探したんだがなあ。
 まあ、探し方が悪かったのかも知れん。ともあれいい町だった、いずれまた行って色々ブラつくとしよう。

 あとGCの新作ソフト『大玉』があまりに狂っててステキなので発売日に買うとか(いいからお前らサイトに行って、『大玉』とは?→大玉の遊び方、と進め)、このゲーム色々と頭おかしいのも最高だが、下手に体裁を取り繕ってないのが最高だとか、『棺担ぎのクロ。』を買って読んで近年の4コマ漫画に対して抱いた考えとか、『看板娘はさしおさえ』購入とか、エロゲー『しろクロ』購入とか、『スグリ』の目は赤くなきゃダメだと思う話とか、秋葉原のHEYで『怒首領蜂大往生(白のほう)』を2-5まで行けたよ自己新だよ2-3ボスあたりから手足震えてしょうがなかったよ話とか、そのあたりも色々書きたいがそれらは明日以降に。

 書く可能性が高いのは『棺担ぎのクロ。』を題材にした4コマ漫画の話と、あと『大玉』の話。特に『大玉』はなんでもいいからサイトに行って遊び方を観るんだ。いいから観るんだ。


04月02日(日)

 東京から帰ってきたー。細かいことは色々あるがまあそれは明日以降に気が向いたら書こう。
 あ、でも神保町でカレーは食ってきました、バイキング形式だったので「ダメかも知れねえ……」と覚悟していたがいざ食してみたら十分に美味くて大満足、あと古本屋で小松左京氏の短編集『地には平和を』『影が重なる時』『日本売ります』をゲットできたのが恐らくは一番の収穫、総額1000円。昔のハヤカワ文庫って縦に長いつくりなのね……。

左から『地には平和を』『影が重なる時』『日本売ります』

 ともあれいい買い物をした。読むのは少し先になりそうだが、楽しみ。


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