RAP両用回路 解説編 第1回

09/06/01 アップ

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まずは一般的なパッドのボタン信号の説明。

スイッチを押すことで、プラスとマイナスが切り替わるのが基本。

ボタンの信号線と、電源プラスマイナス線の3本です。
ボタン信号線の先にはスイッチがついてて、常にプラスかマイナスの線に触れるようになってます。ボタン信号線は電圧センサーになってて、今触ってる先の電圧がプラスマイナスどっちかを見て、スイッチがどっちに繋がっているかを見てる訳です。

もしどちらにも触れてない状態ではどうなるか。どっちともいえないのでボタンがランダムに変化しつづけてる、と扱われます。

PS2等、大抵のゲーム機の大体のボタンではボタンを押してない状態ではプラスに触れていて、ボタンを押すと切り替わってマイナス線に触れるようになってます。このマイナス線の事は「GND(グランド)」と呼ぶのが一般的です。

ボタンを押した状態。スイッチがマイナス線(GND)に触れる。

さて、実際のスイッチ配線には配線はボタン線とGNDの2本しか来ていません。しかし、どこかでプラス線にも触れさせていないといけない筈です。

実はボタン線とプラス線は、IC内部で既に繋がった状態になっています。これを「プルアップ」と呼びます。プラスとボタン線の間を繋いでいるギザギザは「抵抗」という部品ですが、これの詳しい説明は後にします。とりあえずは「電気的に繋がってるんだな」という事だけ分かれば良いです。

スイッチを押してない状態ではボタン線はプラスと繋がっている状態、スイッチを押すとボタン線はGNDと繋がった状態を検知します。

「あれ? ボタンを押した時って、プラスとマイナス両方の線がボタン線に繋がってね?」と疑問に感じた人はスジが良い。

抵抗越しに繋がったプラス線とスイッチで繋がった場合GND線、スイッチの方が抵抗よりも「強く」繋がっているので、綱引きの結果ボタン線はGNDに持っていかれる、とイメージして下さい。

第1回ここまでー。




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