RAP両用回路 解説編 第4回

09/06/01 アップ

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さあややこしくなるぞ。

さて。

先述のICとは別のやりかたでプラスとマイナスを切り替える。

普通のレバー回路でスイッチ押した状態である「信号線をGNDに繋いだ状態」を、
はこまるパッド回路用に「信号線を1.8Vに繋いだ状態」に変換して伝える回路を作ります。

上図の緑枠部分を1個の部品と見ると、配線BとCは同じ所から繋がってるので1本にまとめられます。

こんな働きをする部品は無いか? ズバリそのものがあります。「トランジスタ」と言います。こんな3本足の部品です

実際にどんな感じで働くかというと。

ほら同じ。
イメージとして、トランジスタのB,Cの間にはスイッチがあり、普段は繋がっていません。しかしAがGNDに触れるとこのスイッチは繋がり、Cの足にプラス電圧が流れてきます。

そんなわけでこの図のAとCに当たる足をレバーのスイッチとはこまるパッドのボタン線にそれぞれ繋ぎ、Bに当たる足を1.8Vに繋いでやれば変換回路は大体完成します。

最後に動作を安定させる為にちょこちょこっと抵抗とダイオードを追加します。が、この辺説明が面倒なので省略します。トランジスタを実際使う時の必須オプションなんだと考えて下さい。

実際の回路図はこのようになります。

これが完成型です。
信号線と電源プラス線を繋いでいる10k抵抗は、第1回で説明したプルアップです。スイッチを押してない時に「今GNDには触っていない」とトランジスタの入力端子にはっきり分からせる為に入ってます。

どうでしょう? 1k抵抗とダイオードの存在を無視すれば、右のスイッチが繋がったときにだけ左のボタン線にプラス線が繋がる、というのがイメージできます?

こんなとこで原理説明終わり。使用した部品は、

2SA1015
抵抗1kオーム
抵抗10kオーム
ダイオード
基板

です。全部うちの常備在庫品w




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